
マイケルです。
こないだプロ野球を見ていたら、ヒーローインタビューで勝ち投手が
アナウンサー「いや~地方球場に強いですね!」
勝ち投手「そうですね、ちゃんとした球場でも勝てるように・・・あ!違う!ホーム球場でも頑張ります!Σ(゚Д゚;)」
と大失言していたのを見て以来、「ちゃんとしたOO」というフレーズが僕の中でマイブームです。
今回は、この「ちゃんとした」や「まともな」を英語でどう表すか解説します。
日本語で 「ちゃんとした・まともな」というと
「ちゃんとした人物」「ちゃんとした服装」「まともな値段」
など、色々な状況をまとめて言い表せる便利な言葉ですね。
日本語の「ちゃんとした」や「まともな」がもつ正確な意味を調べると、
しっかりした ・怪しくない・ものの見た目が整っている・社会常識で通用する・妥当な・適切な
などなど色々出てきます。
英語ではこれらの意味を1つの言葉ですべてカバーできるような単語は無いので、上の訳に当てはまる英単語を一つずつ解説していきます。
decent
decent は「社会的な基準で見てちゃんとしていること」「一定の基準に達していること」という意味の単語です。
物事に漠然とした社会的・常識的な基準みたいなものがあって、それをクリアしている=まともである
といったニュアンスになります。
He is a decent person 「 彼はちゃんとした人です」
a decent wage 「ちゃんとした・まともな賃金」
a decent stadium 「ちゃんとした球場」
proper
proper には「目的や状況に対して適切な・妥当な・正確な」という意味があります。
色々な場面でとても良く使われる単語です。
a proper way 「ちゃんとした方法」
proper advice 「まともな助言」
proper education 「ちゃんとした教育」
appropriate
appropriate は「ある特定の場面や条件などに適している」という意味をもちます。
proper と意味が被る事があるけど、 appropriate の方がよりフォーマルで堅い場面で使われます。
an appropriate method
「適切な方法」
appropriate procedures
「適切な手順」
ちなみに appropriate の反対語の「不適切な」は inappropriate といいます。
inappropriate comments
「不適切なコメント」
reasonable
reasonable には「理由がちゃんとしている、説明のつく、納得のいく」という意味があります。
日本では「リーズナブルなお値段」という風に使われる事が多いけど、これはただ単に「安い」という意味ではなくて、「納得のいく値段」という感じだね。
reasonable reasons 「ちゃんとした・まともな理由」
a reasonable price 「まともな・妥当な値段」
legitimate
legitimate には「合法な」や「正当な」など、法律や規則の上で「まともな」という意味があります。
a legitimate business 「まともな・合法的な商売」
ちなみに反対に違法の匂いがする「怪しい商売」などと言い表したい場合は、doggy という言葉がよく使われます。
a doggy business 「怪しい商売」
a doggy website 「怪しいウェブサイト」
right/correctly
right/correctly は「正しく」とか「正確に」という意味です。
「ちゃんと正しい書き順で書きなさい」とか「ちゃんとおはしを正しくもちなさい」といったニュアンスです。
right より correctly の方がフォーマルな印象になります。
Pronounce the word right. 「単語をちゃんと発音しなさい。」
Use chopsticks correctly. 「おはしをちゃんと持ちなさい。」