
英語力ゼロの状態から、とりあえず1冊英語のフレーズ集をやって、
とりあえず映画で1本丸々勉強しよう!という勉強法を前回おすすめしました。
でもほかにも色々勉強すべきことってある気がしますよね。
例えば、英文法と発音。
これらは確かに一回ちゃんとやったほうがいいです。
ただ、これらは直接「話せる」ということに結びつかないので、
最初からこいつらに手を出して挫折しないように、
ある程度英語に慣れてからやることをお勧めしました。
でも、発音の勉強はなるべく早いうちからやることをお勧めします。
なぜなら、自分が正しく発音できたほうが、リスニングの上達が早いからです。
逆に、自分が認識できない、発音できない音を聞き分けるのは難しいですよね。
バリバリの日本人なまりでも英語が完璧に話せる人も実際たくさんいます。
でも、やっぱりちゃんと発音できたほうがかっこいいし、
逆に英語がまだあまりできなくて少しのフレーズしか言えなくても、
発音がよかったらそれだけでちょっと自信がついちゃったりします。
ネイティブに「発音きれいだね!」とか「日本人ぽくないね」なんてほめられちゃったり、
友達と海外旅行に行った時に、あなたの発音がすごーくカッコよかったらそれだけで
「なんでそんな英語ペラペラなの!??」
とびっくりされたりしてテンション上がります。
自信がつけばどんどん英語を話していこう!という気になります。
ということで今回は、発音って大事なんだよ!!
ということを熱く語ろうかと思います。
「読めばわかる英語も、聞くとわからない」その原因
ちょっとこちらのマイケルのセリフを聞いてみてください。
マイケルがなんと言っているかわかりますか?
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(再生ボタンをクリックすると音声が再生されます)
マイケルは簡単な英語をしゃべっています。
おそらくあなたも文章で読めば、簡単に理解できる英語です。
聞き取れましたでしょうか?
正解はこちら。
"I've been living in Canberra for about four years."
I'm originally from Sydney so I often go there to see my family and friends."
ね?読むと簡単でしょう?
でも実際に聞き取るとなると、意外と難しいものです。
発音の仕方に慣れていなかったり、英語を聞きなれていないと、
知っているはずの英語も聞けないのです。
(一発で分かったあなたは素晴らしい(*'ω'*))
日本の学校教育では発音の勉強なんてほとんどやりませんが、
科目の一つにしていいくらい大事なことです。
英語には日本語にない発音の仕方がたくさんあります。LやRがいい例ですね。
そして日本語の母音(あいうえお)は5つですが、英語には15個もの母音があり、
日本人があいうえおを区別しているように、
ネイティブはきちんとそれらを分けて発音しています。
また英語の発音には「リエゾン」という現象があり、
単語の最後の音と、次の単語の最初の音が繋がったりします。
なので、単語一つ一つの発音の音と
実際の会話での音が同じにならない場合も出てきます。
例えば、マイケルがしゃべったフレーズ、
"I've been living in Canberra...."
ですが、マイケルは
「アイブ ビーン リビング イン ジャパン」
などと単語ごとに発音しません。リエゾンが発生して
「アヴビーンリビインキャンベラ」
というふうに、単語と単語がつながったように発音するのです。
(↑カタカナ表記では限界もありますが。。。)
そういった発音の仕方を知らないと、いくら単語を覚えても、
会話の中で使われたら聞き取ることができず、
結果、先ほどのマイケルの動画のように、知っている単語やフレーズを言われているのに
なんて言っているのか全くわからない!という悲しい結果になります。
なんか難しそう。。。。(´・ω・`)
なんて挫折するのは早いですよ。
まずは発音の仕方を理解して、
そのうえで英語を聞きまくればそのうち慣れてしまうものです。
そして発音の仕方をマスターするのはそんなに難しいことではないです。
要は、それぞれの子音と母音の発音時の
・ネイティブの口の開き具合
・舌の動き
・舌の位置
を「正確に」知ればいいだけです。
ちょっとだけ動画で解説してみたので、見てみてください☆
これは2年前くらいに作った動画なんで、ニックネームがサマンサになってる上に、
なんかもごもご言ってて聞き取りにくいですがごめんなさい(´・ω・`)
とまあこんな風に、詳しく発音を説明してくれている動画や教材をみて勉強するといいですよ( ・∀・)
おすすめの発音教材
ちなみに私はこの本をやりました。
オバケの英語
画像をクリックするとアマゾンのページに飛びます↓
教科書というより物語に近く、
アメリカ人のおばけが身近な食材を使って英語ができない日本人の主人公に発音を教える、
という内容で、読みやすくしかも最後はちょっと泣けます。
私はこの本でかなり発音が身につき、
ネイティブやインターナショナルの人たちに発音を褒められるようになりました。
あとはこの教材もお勧めです。
友達のめちゃくちゃ発音が上手な日本人が使った発音教材です。
ネイティブトーク
おまけとして、ネイティブ発音に近づくコツを1つお伝えします。
英語と日本語だと使う口の筋肉が違います。
日本語は口の中の奥の方で発音しますが、
英語を話す時は口の先でしゃべるよう意識をしてみてください。
くちびると舌を使ってしゃべる感じです。
その意識だけでも、だいぶネイティブ発音に近づけますよ☆
あとは自分の声質に似てる俳優を探して
その人の演じるキャラのまねをしてみるのも良い練習になります。
さて、まあ結論として、発音はそんなに座学に時間をかけて勉強する必要はないです。
いい教材とかでバシッと一回学んでしまえば、あとはひたすら実践するだけです。
すなわち、しゃべるだけです。
発音の本を1冊やって母音と子音の発音が上手になったからと言って、
すぐにリスニング力がアップするわけでもないですが、
発音を理解している場合、リスニングの上達のスピードが全然違います。
そしてリスニングは英語を聞きまくっていれば慣れます。
リスニング力アップの方法は別で解説しているので、そちらを読んでみてください。
リスニング力を格段にアップさせる方法(リンク予定記事準備中)
次回は文法の勉強法について書きますねー( ・∀・)