現在完了形~日本一ユルくて分りやすい英文法の解説~

 

前回に引き続き、現在完了形の文法解説です( ゚Д゚)

前回は現在完了形の考え方に焦点を置いてみっちり説明しました。

まずは概念が分かっていないと現在完了形を使いこなせないので、まだ前回の解説を読んでいない人は先にこちらを是非読んでくださいネ(゜∀゜)

 

 

サラっとおさらいすると、前回は現在完了形を

 

<現在完了形の概念の大前提>

現在完了形は「過去+現在」(過去の状態を今も持っている

「過去の出来事によって生じた現在の状態」について説明している=メインは今!!

 

こんなかんじでまとめましたね。

 

今回はこの大前提を踏まえた上で、現在完了形の使い方を説明していきます。

日本の学校英語では現在完了形を「完了・結果・継続・経験」みたいに分けますが、英語で書かれている英文法の教科書ではそういう分類はされていません。

本当は考え方によっては完了も経験も結果も継続もごっちゃになってる場合が多いです。

なので当ブログではあえて3つだけに分類しちゃいました。

 

<現在完了形の分類>

①最近起こった新しい情報を表す(完了に相当する)

②今までにしたことを表す(経験に相当する)

③ある状態が現在まで続いてることを表す(継続に相当する)

 

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最近起こった新しい情報を表す(完了)

 

前回使った例文で説明します。

 

“I’ve lost my key.”  (I’ve = I have)

「鍵をなくしてしまった」

 

前回も説明したように、これは単なる過去に起きた出来事ではなく、今も鍵がない状態ですね。

あら大変。でもそれだけじゃないんです。ちょっと想像してみてください。

 

あなたはお友達と一緒に飲んでましたが、友達が終電を逃したので自分の家に泊めてあげることにしました。

ドアの前で鍵を探すあなた。カバンをガサゴソ。。。(・_・ 三・_・)

しかし鍵がない。どこを探してもない!!どうしよう。。。(; ・`ω・´)ナン…ダト!?

ここで一言。

“I’ve lost my key…”

「鍵なくしちゃった。。。(iДi)」

 

これって、友達にとって新しい情報ですね。

"I lost my key." と過去形を使っても間違いではないのですが、過去形には「新しい情報」というニュアンスはないです。

 

 

分かりやすくもうちょいストーリーを広げてみます。

1年後、また二人は仲良くワタミかどこかで飲んでいます。

一年前を思い出して、

“Oh I remember that you lost your key on that day. We had a tough time.

「そういやお前あの日鍵なくしたよな。あの時は大変だったなぁ~。」

 

ここでの「鍵なくした」は新しい情報ではないので、現在完了形が使えません。

"You lost your key." と過去形で表さなくてはだめです。

なぜなら今は単純に過去に起こったことを話しているだけだからです。

 

また、新しい情報について引き続き話し続ける場合は、下のように過去形に切り替えることが多いです。

 

“Oh no! Someone has farted!!”

「ぐはぁ!誰か屁ぇコキやがった!!( ゚Д゚)」

“It wasn’t me. I didn’t fart.”

(It hasn’t been me. I haven’t farted.ではないので注意!)

「私じゃないよ。オナラしてないよ(´・ω・`)」

 

なぜなら一度話してるから新しい情報として繰り返す必要がないですからネ。

 

ちなみにニュースも現在完了形で伝えるんです。

ニュースは新しい情報ですからね。

 

アナウンサー

“Police have arrested two men in connection with the robbery.”

「警察は強盗事件に関与する二人を逮捕しました。」

 

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 今までにしたことを表す(経験)

 

早速例文です。

 

  “I’ve pooped on my pants in the past.”

「昔ウンコを漏らしたことがある。」

 

これは①と違って最近起こった出来事ではありませんね。

でも違うのはそこくらいで、現在完了形の大前提にぴったり当てはまります。

図を見てみましょう。

 

「ウンコを漏らしたことがある」という経験は、今も続いています。決して消えない黒歴史です。

ウンコをもらした瞬間からず~っとこの人は、この経験を持っています

(経験や状態を「持っている(have)」から、完了形には have が使われるんでしょうかね。)

 

そして現在完了形は「今」がメインなので、この例文が言いたいことは「俺はウンコを漏らしたことがあるヤツなのさ!」という現在のステータスです。

 

あとこんな例もいかがでしょうか。

 

“I’ve been to India.”

「インドに行ったことがある。」

I have been to 場所 = ~に行ったことがある。

 

ちなみに I have been to 場所 はすご~~くよく使うフレーズなので、必ず覚えてください!!

 

 

「インドに行ったという経験」をずっと持ち続けています。

そして「今」がメインなので、「僕はインドに行ったことがある人だよ~」という現在の状態なのです。

状態の継続、したことがあるという経験、そしてそれが今に影響する結果。。。ほら、色々混ざってますネ。

 

 

ある状態が現在まで続いてることを表す(継続)

 

例文いってみましょう。

“I haven’t taken a poop since last week.”

「先週からウンコがずっと出てない」

 

ウンコが出ていないという状態が先週から引き続き現在も続いています。

 

 

以上、色々分類しましたが、どれにも冒頭でいった大前提が当てはまりますね。

おい!結果がねぇじゃねえか!と思ったでしょうが、実は結果が起こってるのは今現在ですね。

 

「鍵をなくしてしまった(完了)」→その結果鍵がないという大変な状況。今もその大変な状況は継続している  

「昔ウンコを漏らしたことがある(経験)」→ウンコを漏らした経験を今持ってるので、結果現在ウンコ野郎というステータスが継続している

「ウンコがずっと出ない(継続)」→なので便秘という結果になってしまっている

 

しかもごらんのとおり、継続はどの場合にも当てはまります。

だって、過去の状態を今も持っている、つまり状態や経験が現在も継続して、メインである今に結果を及ぼしているのが現在完了形の大前提ですからね!

つーか、継続と経験はわかるけど、完了と結果って何だよ意味わかんねえよ、って思いません?私は思うねッッッ!!( ゚Д゚)

 

さて、次回は完了形と一緒によく使われる言葉たちについて説明していきますよ(  ゚∀゚)ハァーハッハッハッハ!!

 

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ゆかぞうはドラマや映画で英語を勉強しました('ω')