
今回は現在完了進行形の解説です。
現在完了進行形は英語で present perfect continuous といいます。
現在完了進行形はその名の通り現在完了形の進行形なので、現在完了進行形は、I have been doing の形をとります。
be動詞の過去分詞形が been なわけです('ω')b
今回もいつも通り、文法の概念やニュアンスをしっかりと学んで行きましょう( ^ω^ )
現在完了形の記事を先に読んだ方が理解が深まると思うので、是非先にこちらにも目を通しておいてください('ω')b
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今終わったばかりの行動を説明する場合
さて、現在完了形のページで、現在完了形は今現在がメインと言ってきましたが、実は進行形になると、ちょっと変わってきます。
今現在にもたらす結果も強調しますが、それよりも何かを「やってた時」が強く強調されます。
「どこにいたのよ?2時間も待ってたんだからぁ( ゚Д゚)!!!」
ここで彼女が強く言いたいことは「2時間も!!!待ってたんだよコンチクショウ」ってことですね。(偶然五七五になった)
現在完了形で置き換えてみると、"I've waited for 2 hours"ですが、この場合は「ずーっと待ってた」という過程より、「2時間も待ってたから今すごい不愉快、疲れた、ムカつく」的な、現在にもたらす結果を強く強調します。
対して現在完了進行形は行動・過程をより強調するニュアンスを含みます。
“I have been jogging.” 「ジョギングしてた。」
ここでもジョギングしていたという行動が強調されます。
過去進行形と現在完了進行形のニュアンスの違い
ここで、過去進行形の I was jogging とどう違うの?と疑問に思うかもしれませんのでニュアンスの違いを説明しましょう。
過去進行形
過去進行形は、単に「過去の一定の期間に何かしてた」という事実を表すのみです。
別に「今までやってた」という過程や「ずっと走ってたから今息切れすごいわー」みたいな現在の結果も強調しません。
「今までやってた」みたいに、現在にも直結しません。
現在完了進行形
それに対して現在完了進行形は「今までずっと何かをしていた」という今につながる過程と、今現在にもたらす結果を強調します。
ここでは(*´Д`)ハァハァの部分が今現在にもたらす結果ですね。
今までどのくらいやってきたかを説明する場合(終わったとは限らない)
さて、現在完了進行形は「何かをやってて今まさにちょうど終わった」、もしくは「ごくごく最近終わった」という事を表せる文法と言いましたが、実は「まだ終わってない事」も場合によっては表せるんですねー( ゚Д゚)
「彼は良いバスケ選手である。彼は7歳の頃からバスケをやってたのである。」
この様に、彼はバスケはまだやってるので、今までどのくらいやってたか強調する文となっておりますね('ω')b
現在完了形と現在完了進行形のニュアンスの違い
以下の例文を使って現在形と現在完了進行形のニュアンスの違いをもう少し理解しましょう
現在完了進行形:I have been living in Japan for 5 years.
現在完了形の文は、(今を起点にして)「5年間日本に住んだ」ということを表します。
しかし、この文のニュアンスからは、今現在も日本に住んでいるかどうかわかりません。
なぜなら、この文は現在完了形の経験:「今までに五年間日本に住んだ経験がある」という事を表しているようにも取れますし、「今まで日本に5年住んだ。さよなら日本。私は今日旅立ちます」的に、もう完了しちゃったニュアンスにも取れるわけです。
それに対して現在完了進行形はまだ終わってないことも表せるので、完了しちゃった感は出ないわけです。
まとめ
今現在にもたらす結果も強調するが、過程をより強調する