なぜ married with 人ではなく married to 人なのかを超分かりやすく解説!

 

今回は間違いやすい前置詞の典型例である

get married to 人

「人と結婚する」

というフレーズが、なぜ with ではなく to という前置詞になるのかについて超わかりやすく解説したいと思います。

マイケルマイケル

理由を理解すればもう間違えることはないよ!

marry には「娘を誰々のところへ嫁に出す」という意味がある

「人と結婚する」というフレーズは

get married with

とよく勘違いされるよね。

これは「結婚する」を「相手と一緒になる事」と考えるからです。

get married to 人 というフレーズを理解するには、

marry という英単語にはもともと「娘を誰々のところへ嫁に出す」という意味がある

ということを知る必要があります。

He married off his daughter to the millionaire.

「彼は自分の娘を大富豪のところへ嫁にやった」

実際には「嫁に出す」という意味で marry を使う場合には上の例文のように marry off を使います。

なので、

I got married to Tom.

という英文を元々のニュアンス的に訳すと、

「私はトムのところへお嫁に出された」

という風になるんだよ。

to という前置詞のニュアンス

to という前置詞にはどこかへ向かうといった意味合いがあります。

Let's go to the beach!

「海行こう!」

Happy birthday to you.

「(あなたに向けて)誕生日おめでとう」

なので

“The father married his daughter to Tom.”

「その父親は自分の娘をトムの所嫁に出した

どこかへ向かうニュアンスの前置詞 to は、どこかへお嫁に出されるという意味合いがある married としっくりくるわけです。

もしこれを、

I got married with Tom.

とすると、

「私とTom は(誰かの所に)一緒にお嫁に出された」

みたいなニュアンスになっちゃいます。

ゆかぞうゆかぞう

重婚?!

マイケルマイケル

なんてかわいそうな Tom…

Will you marry me? に to がつかない理由

ところで、プロポーズの典型的な言葉である

Will you marry me ? 

「私と結婚してくれますか?」

にはなぜ to が付かないのでしょう?

それは marry が動詞で、got married to の married が形容詞なので、単語としての文法の扱いがちがうからです。

動詞 marry = 結婚する

形容詞 married = 結婚している状態

なので、前置詞 to が付くケースは

be married to OO”「OOと結婚している」

get married to OO”「OOと結婚する」

などの形容詞 married の時なので注意しましょう。


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