
未来を表す英文法その③です。
その①の回で初めに未来を表す文法を4つに分類しました。
② be doing (= be + 動詞の ing 形):あらかじめ計画している未来を表す
③ be going to do:今回のテーマ
④ will be doing:次回のテーマ
今回はその③の be going to doという文法のニュアンスを説明していきます(‘ω’)b
[toc]
すでに「しよう!」と決めたことを表す場合
will が今決めたばかりの未来を表すのに対し、be going to do は未来に何かをすることがあらかじめ決まっていて、そのことについて話すときに使われます。
前回の be doing の未来形の説明で、「あらかじめ予定を立てている未来を表す時に be doing の文法を使う」と説明しましたが、なんかちょっと似てますね。
一体何が違うのでしょうか( ゚Д゚)?
↓↓↓ 前回の記事、be doing の解説はこちら ↓↓↓
2つの例文を比べてみましょう('ω')b
② “I’m going to make dinner tonight.”
「今夜私が夕飯を作るよ」
どっちも同じような文で、実はしばしば置き換えも可能なんですが、①の "I'm making dinner tonight." の方がより計画性が強い未来といったニュアンスです。
たとえば、献立をもう決めて買い物にも行ったし、夕飯を作るのは確実よ!みたいな。
対して、②の "I'm going to make dinner tonight." は、夕飯を作ると決めてはいるけど、まだ買い物に行ってないし何作るかは決めていない、といったところでしょうか。
つまり、be going to do の方が若干適当というか、確実度ややマイナス的なニュアンスです。
be going to do の省略形
テストやビジネスシーンでは be going to do の形でないとカジュアルすぎて適切ではないんですが、逆に会話や友達同士のメールでは be going to do は頻繁に略語式で使われます。
上の例文を略式で書き換えてみると
となります。
発音は、gonna = ガナ って感じです。イギリスやオーストラリア系英語だと ゴナ に近いかな。
海外ドラマや洋画で頻繁に使われてますが、学校英語では全く教えてくれないですよね。
I want to = I wanna とかもね。
まあ確かに TOEIC 等の英語の試験でこの書き方をすると減点になると思うので注意してください。
でも生きた英語を学ぶという意味では絶対に覚えておきたい表現です。
過去形になると意味が少し変わる
この be going to do ですが、過去形になると少し意味が変わってきます。
まあそもそも過去形で未来を表せないので当たり前っちゃ当たり前ですが(;^ω^)
上の例文を過去形にしてみましょう。
「今晩夕飯を作ろうと思ってた。」
これはつまり、思ってたけど作らなかったってことです。
この様に、 be going to do を過去形で使うと、実現しなかった予定を表すことが出来ます。
「今朝電話しようと思ってたんだ~(;´∀`)シナカッタケドネ」
根拠に基づく未来を表す
will の回でも説明しましたが、be going to do を使って根拠に基づく未来の予想を表すことが出来ます。
will は根拠のない予想や、そうなったらいいなぁ~っていう願望的、主観的な予想を表すと前に説明しましたネ(゚∀゚)
「巨人が勝つよ!」
↓↓↓ will の解説はこちら ↓↓↓
それに対し、be going to do では主観ではなく、根拠や状況に基づくもっと客観的な予想を表します。
「真っ黒い雲が沢山あるね。もうすぐ雨が降るよ。」
この場合の根拠は「真っ黒い雲」ですね。
「昨日は暑かったのに今日は寒い( ゚Д゚)病気になっちゃうよ。」
この様に、will と違って be going to do では根拠や状況に基づいて予想された未来が表せます。