
マイケルです。
突然ですが、以下の2つの例文の違いが分かるでしょうか?
He is selfish.
He is being selfish.
selfish = 自分勝手、自己中心的
最初の例文はよくある
の形で、英語の勉強でも一番最初の方にならう文法だね。
二つ目の例文は
というように、being が入っています。

なにこの謎のbeing!!?
この二つの例文はニュアンスが違うから、違いが分からないという人はこの記事を読んで覚えてね。

ということで、今回は be動詞 + being+ 形容詞 の文法の勉強をするよ。
be動詞 + 形容詞
まずは最初の文の
について考えてみましょう。
これって文法で言うと現在形ですよね。

それくらい簡単だよ!
って思うかもしれませんが、be動詞 + being+ 形容詞 との比較に役立つからちょっと細かく解説するよ。
現在形がもつ文法のニュアンス
現在形と言うのはもちろん現在のことを表す文法だけど、「普遍的なこと」(一般的に広く認識されていること)や「不変的なこと」(いつまでも変わらないこと)を表す時にも使います。
Nurses look after patients.
「看護師は患者の世話をする」
The sun rises in the east.
「太陽は東からのぼる」

現在形のおさらいはコチラだよ!
こんにちは、ゆかぞうです! このコーナーではゆかぞうが留学中に現地でネイティブ先生に習った本場の英文法授業と同じ内容をお届けします! 今回は現在形について解説します。 現在形の文法構成とルール まずは現在形 …
もっと簡単にいうと、現在形は昨日も今日も明日も同じことを表すときに使えるんだよ。
さて、現在形の文法の特徴をおさえたら、最初の例文
He is selfish. = 彼は自己中だ
のニュアンスがわかるね。
この現在形の文から言えることは、彼は昨日も自己中だったし、今日も自己中、きっと明日も安定して自己中だろうな~っていう不変的な事実。

彼は普段からいっつも自己中な性格ってことだよね。

嫌ねぇ~
be動詞 + being+ 形容詞
ここで2つめの例文
をみてみましょう。
being がついていますね。
なんだか現在進行形のような感じがしませんか?
現在進行形は「今やっていること」について表す文法でなので、
He is being selfish.
=彼はいつもは自己中じゃないのに、今は自己中になっちゃってる
という意味になるのです。
一時的に自己中、ということですね。

現在進行形のおさらいはコチラだよ!
現在形に引き続き、今回は現在進行形ですよー。 現在進行形はアレです。 主語 + be 動詞 + ing のかたちをしとるやつです。 I am eating dinner / Noriaki is drivi …
わかりやすくもうちょっと長い例文にしてみましょう。
I can't understand why he is being so selfish! He isn't usually like that.
「彼があんなに自己中にふるまっているなんて信じられない! いつもはそんなんじゃないのに。」
こんな感じで、いつもじゃないけど一時的にそうふるまっている場合に、be + being+形容詞の形が使えます。
まとめ
be動詞 + being+ 形容詞
=いつもじゃないけど一時的にそうふるまっている、そうなっている状態
Why are you so selfish?
「なんでアンタは(いっつも)そんなに自己中なの?」
と言うより
Why are you being so selfish?
「なんで(いつもはちがうのに)そんなに自己中になっちゃってるの?(本当はそんな子じゃないでしょう?母さん知ってるよ!)」
って言ったほうが、思いやりがある感じがするよね(笑)

色々子供の叱り方とかにもよさそうな表現ですな。