
マイケルです。今回は語学学習において僕が一番役に立ったと思うアプリを紹介しようと思います。
僕は日本語を覚える時にこのアプリを使うけど、もちろん英語を勉強する時にも効果絶大なので、ぜひ使ってみてね!
暗記をする時の脳の働き
英単語に限らず何かを暗記する時に一番大事かつ効果的なのは、定期的にくりかえし復習することです。
短期間に集中的に覚えても、覚えたことは短期記憶として脳に残るだけで、しばらくすると脳は短期記憶を排除します。
人間の脳はそういう風にできているんですね。

短期記憶をいちいち全部覚えてたら脳がパンクしちゃうからね!
なので、覚えたことをずっと忘れないようにするためには、短期記憶を長期記憶へと変化させなければいけません。
短期記憶を長期記憶へと変化させるためには、英単語を短期間に集中的に覚えようとするのではなく「短期記憶が薄れる前にもう一度軽く復習する」を繰り返すのが重要なのです。
こういうと「なんだ、簡単じゃないか!」って思うけど、自分で英単語ノートを作ってスケジュールを組んで学習するとなると結構地道でめんどくさい作業です。

僕は全然それだと長続きしなかったんですよね~。
せっかく単語帳を作って電車の中で勉強しようと思っても、代わりにスマホばっかりいじってしまう。。。。みたいな。
そんなスマホ依存症の現代人は、いっそスマホで単語を覚えてしまえばいいんです!
最強の暗記アプリ・Anki とは
僕が愛してやまない暗記用の最強スマホアプリをご紹介します。
人間の脳の長期記憶のメカニズムを考慮して作られた最強の暗記アプリ。
その名も・・・Anki!

そのまんまやないかーい!( ゚Д゚)
海外の方が開発したアプリだそうで、日本語由来の Anki という名前を付けてくれるなんて嬉しいことですね。
このアプリは、簡単に言えば電子単語カードアプリとでもいいましょうか。
別に単語だけでなく、各国の首都の名前だろうと数学の方程式だろうと、覚えたいものはなんでもこのアプリに単語カードとして登録して学習できます。
このアプリの凄いところは、
という機能です。
例えば、一度間違えた単語は10分後にまた出題されて、その後正解しても1日後、4日後、1週間後、1か月後、数か月後、1年後、といった感じで自動的に間隔をあけて、忘れそうになった時に問題を再出題してくれるんです!
間隔は自分で設定もできますが、デフォルトのままでいいと思います。
スマホは外出時に絶対持ち歩くアイテムなので、通勤通学中の電車やバスの中など空いた時間に効率よく暗記できます。
僕は Anki のおかげで単語を覚える効率が本当に上がりまくりました。
Anki が他の暗記カードアプリよりも優れている点
- 単語帳の自由度が高い
- 出題形式が選べる
- Excel ファイルが読み込める
単語帳には画像も張り付けられるし、音声も録音できます。
僕はなるべく自分の声で単語の発音を録音して、繰り返し聴けるようにしています。
文字だけよりも、視覚・聴覚などのいろいろな感覚をたくさん使った方が印象に残るので、覚える速度がずっとあがります!!
Ankiは入力できる文字数が多いし(他のアプリは入力文字数制限があったりします)、Excel ファイルもサポートしているので、覚えたい単語を Excel にまとめておいて、あとでいっぺんにインポートすることもできます。
また、出題形式もいくつか選べ、カード片面のみの暗記、両面を交互に出題(日本語訳を出題、英単語を出題など)したり、穴埋め問題も作ることができます。
こんな風に、自由度が高いのが Anki の人気の理由でしょうね。
ただ、色々自由に設定できる分、最初は使い方が難しと感じるかもしれません。

特にカードの編集の仕方が分かりにくいかも。
しかし大人気のアプリなので、サイトや YouTube で詳しい使い方を解説してるページも沢山あります。
慣れてしまえば難しくないので大丈夫でしょう。
Anki の基本的な使い方
Anki の基本的な使い方を説明します。
暗記カードを作成する時はデスクトップ版で、勉強する時はスマホアプリ版でするのがおススメです。
カードの作成自体はスマホ版でもできますが、細かい設定や編集はパソコンからやる必要があるからです。
Anki のダウンロード
では、まずAnki をダウンロードしましょう。
単語カードの作り方
基本の単語カードの作り方を説明します。
デスクトップ版をダウンロードし、言語設定を日本語にして起動させるとカードも何もない状態。
この Default (デフォルト)の単語帳は消せないのでとりあえず放置しましょう。
画面下に「単語帳を作成」ボタンがあるので押します。
単語帳の名前を決めましょう。
適当に「英単語1」と入力します。
OKを押すと「英単語1」という単語帳が作成されます。
しかしこの単語帳の中にはまだ単語カードが1つも入っていないので、今度は単語カードを作っていきます。
「おめでとう!この単語帳の学習は終わりました」と表示されます。ありがとう!
しかしこれはまだ学習すべきカードが一つも登録されていないからで、カードをたくさん登録した後はその日に勉強すべき単語カードが順々に表示されます(その日のノルマ数も自分で設定できます)。
1日分の学習を終えるとこの「おめでとう!」の画面が出るわけです。
では、カードを作成するために下の画像の上部真ん中の「追加」をクリックします。
単語カードの作成ウィンドウが現れます。
Front に覚えたい単語を、Back に答えを記入します。
追加ボタンを押すと、つづけて次のカードが作成できます。
いったん「閉じる」ボタンをクリックしてみましょう。
すると、新しい暗記カードが「英単語1」という単語帳に新規で追加されたのがわかります。(新規:1というやつ)
「学習する」をクリックすると、カードが表示されます。学習のスタートです。
通常は1日分の学習カードがランダムに表示されますが、今はカードが1つしかないので先ほど作ったカードがいきなり表示されていますね。
設定を変えれば新しいカードから順に学習することもできます。
「解答を表示」ボタンをクリックすると、解答が見れます。
分からなかったら「もう一回」を押せば1分後にまた同じカードが出てきます。
「普通」を押した場合、通常はその日はもう同じカードは出てきませんが、このカードは今作ったばかりなので10分後にまた出題されます。
10分後に出題された後、もう一度「普通」を押すと、次の日にまた出題されます。
次の日にまた「普通」を押したら次は数日後、という風に段々と出題間隔が伸びていきます。
単語帳は沢山作れるので、カテゴリーごとに単語帳を分けると良いですよ。
以上が Anki の基本的な使い方ですが、その他にも先ほども言った通り出題形式を穴埋めなどに変えたり、画像や音声を添付したりと様々な事が出来ます。
YOUTUBE とかで詳しく解説してる人がいるので、見てみるといいと思います。
ただ、PC版とGoogle Play版は無料の Anki ですが、なぜか iOS版は3000円くらいするんですよね。。。

私はiPhoneユーザーなんで3000円払いました。ちょっと高いけど、私は十分もとが取れたと思います!
Anki を使えば普通に一週間に100個くらい単語を覚えられちゃいます。
僕は主に日々生活していて新しく出会った単語や、ドラマや映画で出てきた単語を覚えるのに Anki を使っています。
さらにそのドラマや映画の音源を繰り返し聴くようにすると、暗記力倍増です!

ドラマとかにでてくる単語って印象が強いしストーリーにも結びついているから、記憶に残りやすくてすぐ長期記憶になるよ。
なので、なるべく英語を聞いたり読んだりする機会を増やして、同じ単語を何度も目にするチャンスを増やすのも重要だと思います。
語彙を増やすのが英語の勉強で最も大変な部分かもしれませんが、ぜひ Anki を使ってサクサク英単語を覚えられる楽しさを実感してみてください!
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